相撲人気が高まっています。これから初めて大相撲を観戦するという人もたくさんいますよね。
ワクワクと同時に、なにかマナーってあるのかな…と不安にあることも。
そこで今回は、大相撲の観戦マナーを解説します。
【国技館で相撲観戦】守るべきマナー
大相撲観戦で気を付けたいマナーを紹介します。
- 力士の体を触らない
- 頭よりも高い位置で応援グッズを掲げない
- やじを飛ばさない
- 入り待ち・出待ちで近隣に迷惑をかけない
- 行司が軍配を反したら静かにする
- 取組中に席を移動しない
- 座布団を投げない
- 強いフラッシュをたかない
- 楽器などで応援をしない
- 前の席を蹴らない
- イスでは前のめりにならない
- 通路で立ち止まらない
- 土俵に近づかない
力士の体を触らない
大相撲の観戦マナー1つめは、力士の体を触らないことです。
本場所での勝負は、番付に関わるため、力士は真剣モード。集中しているため、体を触らないようにしましょう。
「頑張ってね」と肩をポンポン! としたい気持ちもわかりますが、マナー違反となるのでご注意ください。
人によっては、怪我をしていることもあります。触られたことで痛みが出る、怪我が悪化することもあるかもしれません。
頭よりも高い位置で応援グッズを掲げない
大相撲の観戦マナー2つめは、頭よりも高い位置で応援グッズを掲げないことです。
応援うちわ、応援タオルなどを持参して、ご贔屓の力士を応援する方はたくさんいます。このタオルやうちわは胸のあたりまでにして、頭よりも高い位置で掲げるのはやめましょう。
高い位置で掲げると、後ろの人の視界が遮られてしまうからです。
やじを飛ばさない
大相撲の観戦マナー3つめは、やじを飛ばさないことです。
野球では、ときどきやじを飛ばす熱いファンがいます。
喝を入れたい! そんな気持ちもわからなくもないですが、力士は常に一生懸命です。(もちろん野球選手も)
やじを投げかけられることで、集中が途切れることや、翌日以降の取組にも影響がでるので、やめましょう。
ちなみに、令和5年1月場所『宇良 輝』戦で、やじが原因で取組が一時中断しています。
入り待ち・出待ちで近隣に迷惑をかけない
大相撲の観戦マナー4つめは、入り待ち・出待ちで近隣に迷惑をかけないことです。
入り待ち・出待ちは禁止されていませんが、国技館の外で待つ場合は、近隣に迷惑がかからないようにしましょう。
行司が軍配を反したら静かにする
大相撲の観戦マナー5つめは、行司が軍配を反したら静かにすることです。
仕切りから立ち合いまでは、力士はとくに集中をして、勝つことを考えています。相撲は立ち合いがとても重要で、相手と呼吸を合わせ、タイミングを見計らってぶつかるのですが、ギリギリまで声援が聞こえていると、力士が集中できません。
「待ったなし!」となり、行司が軍配を反したら、声援やめて力士が集中できる環境にしましょう。
取組中に席を移動しない
大相撲の観戦マナー6つめは、取組中に席を移動しないことです。
相撲の取組は、数秒で終わってしまうことも少なくはないので、席を立つと後ろの人がいいところを見逃してしまいます。
どうしても緊急のときを除き、取組中は席を立たないようにしましょう。
座布団を投げない
大相撲の観戦マナー7つめは、座布団を投げないことです。
ひと昔前までは座布団が舞う様子が、まるで名物のようなイメージもありましたが、過去には座布団が当たって怪我をした方がいます。
座布団が当たると、縁起がよいというジンクスのようなものも存在しますが、これはとても危険な行為です。
決して座布団は投げないでください。
強いフラッシュをたかない
大相撲の観戦マナー8つめは、強いフラッシュをたかないことです。
普通のスマホ撮影ならOKですが、強いフラッシュだと力士の視界に影響が出ます。まぶしくて反応してしまい、それが敗因になることも…。
強いフラッシュは、たかないようにしてください。
楽器などで応援をしない
大相撲の観戦マナー9つめは、楽器などで応援をしないことです。
いわゆる鳴り物(太鼓、笛など)で会場を盛り上げたい方もいるかもしれませんが、相撲は神事で、お祭りとは少し違います。
楽器は使わず、声で応援しましょう。
前の席を蹴らない
大相撲の観戦マナー10つめは、前の席を蹴らないことです。
これは映画館のマナーと同じです。
国技館の2階席はすべてイスですが、前の席との空間が狭いので足を組むと当たりやすいので、蹴らないように注意をしましょう。
イスでは前のめりにならない
大相撲の観戦マナー11つめは、イスでは前のめりにならないことです。
熱中すると前のめりになってしまうこともありますよね。
前のめりになると、頭の位置がズレて、後ろの人が見えにくくなります。
劇場やコンサートホールは、イスの背もたれに背をつけた状態で、快適に見えるように設計されています。これは国技館も同じです。
前のめりにならずに、イスは深く腰掛け、背もたれを利用しましょう。
通路で立ち止まらない
大相撲の観戦マナー12つめは、通路で立ち止まらないことです。
向正面・東・西の端の席だと、花道が近いですよね、通路に立ち止まって、花道を歩く力士を見たい気持ちはわかりますが、ここで立ち止まると周りの人の迷惑になります。
通路では立ち止まらないようにしましょう。
また当然のことですが、通路から手を伸ばし、花道を去る力士を触ることもマナー違反です。
土俵に近づかない
大相撲の観戦マナー13つめは、土俵に近づかないことです。
土俵に女性が足を踏み入れてはいけないことは、すでにご存じかと思います。
では「男性ならいいのか」というと、そうではありません。
土俵はとても神聖な場で、場所中は男性であろうと女性であろうと、観客が近づいて触ることは禁止されています。
弓取式が終わり、観客がみな帰ったあとに、記念撮影として土俵のすぐ近くまで行くと、土俵のメンテナスをしている呼出さんに注意をされることもあります。
土俵の上の乗らなければよいのではなく、触ることも禁止されているので、ご注意ください。
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まとめ
国技館での大相撲観戦マナーについて解説しました。
注意するべきマナーは次のとおりです。
- 力士の体を触らない
- 頭よりも高い位置で応援グッズを掲げない
- やじを飛ばさない
- 入り待ち・出待ちで近隣に迷惑をかけない
- 行司が軍配を反したら静かにする
- 取組中に席を移動しない
- 座布団を投げない
- 強いフラッシュをたかない
- 楽器などで応援をしない
- 前の席を蹴らない
- イスでは前のめりにならない
- 通路で立ち止まらない
- 土俵に近づかない
マナーを守って、楽しく大相撲を楽しみましょう。