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【国技館】お茶屋の出方さんに支払う骨折り(心づけ)の相場

大相撲の切符(チケット)は、ぴあだけでなく相撲茶屋からも購入が可能です。
相撲茶屋に割り当てられた切符の裏には、お茶屋さんの名前と数字が書かれていて、出方さんに案内してもらうことなります。そのときに骨折りを渡す人もいます。

今回は、お茶屋の出方さんに渡す骨折りの相場を紹介します。

お茶屋の出方さんに支払う骨折りの相場

まず最初にお伝えしたいのは、骨折りは必須ではないことです。強制ではないので渡す義務はありません。私がTwitterでアンケートを取ったところ、骨折り渡しているのは半数以下でした。

しかし、渡した方がいいのなと思っている方もいますよね。
とりあえず相場が知りたい方も。

 

金額は個人差がありますが、
1,000円から5,000円くらいです。

 

そもそも骨折りとは…
チップのことです。心づけと呼ぶこともあります。

出方さんへの骨折りの考え方

突然ですが、レストランに行ったときを想像してください。
みなさんはお店に入って案内されたら、なにかしら飲み物・食べ物を注文をしますよね。
そして、数時間など長居をする場合は、気を遣ってなにか追加注文をする方もいるかと思います。

 

お茶屋さんはこれと同じような感覚です。

お茶屋さんは出物(お土産・飲食)を出すところで、チケット売り場ではありません。
出物が売れることで収入になり、チケットだけが売れてもなんの儲けにもならないのです。
お茶屋さんは相撲協会からお願いされてチケットを売っている)

 

レストランもお店にお客さんが入っただけでは収入になりませんよね。
注文をしてもらって、そのお代金が売上となるのです。

出物+骨折り=チケット代

この考え方はもはや古くなってきていると思いますが、
わたくしや父・祖父の代では、チケット代と同額程度になるよう、出物と骨折りを合わせていました。

たとえば2万円のお席なら、お土産15,000円、骨折り5,000円という具合です。

この考え方だと、チケット代×2の出費になります。

すごく高額ですよね…。今でもこのような感覚で相撲観戦を毎場所15日間通しで楽しんでいる方もいます。

しかし、これは好角家の楽しみ方で、強制されるものではありません。

骨折りはあくまで気持ちです。少額でも包めばよいと個人的には思います。
骨折りを渡したくない方はそれでもよいと思います。

ただし、骨折りに包む場合は、お札をおすすめします。最低1,000円からがよいかなと。

それ以下だと、どうしてもお年玉のようになってしまい、あまりよくはないのかなと個人的には思います。

まとめ

骨折りの相場を解説しました。
相場は1,000円から5,000円ですが、必ずしも渡さないといけないわけではありません。

骨折りを渡す感覚は、レストランでの飲食に似ています。
昔はチケット代と同額を、骨折りや出物で使う人がいましたが、今は減っているようです。繰り返しますが、骨折りは必須ではないので、無理せず相撲を楽しみましょう。