「1分でわかる大相撲」公式ブログ

お相撲初心者の方が楽しめるブログを目指して

維持員専用のラウンジについて解説

相撲観戦をしていて、芸能人が映ることもありますよね。すべてがそうとは限りませんが、維持員席を持っている可能性があります。

座席では見かけるものの、売店や通路ではあまり見かけないのは、専用ラウンジで休んでいるからと言えます。

今回は、維持員専用ラウンジについて解説します。

※祖父・父と維持員をしておりますが、わたくし自身は父の付き添いラウンジに行くのみのため、最新の状況とは異なる可能性があります。

維持員専用ラウンジとは

維持員専用ラウンジの前に維持員についてかんたんに紹介します。維持員とは土俵から近い席、砂かぶり席(たまり席)にいる特別な権利を認められた人たちのこと。
一般のたまり席とは別の、維持員席に座っています。

維持員席は一般流通せず、維持員にならないと手に入れることができません。維持員は承認を得る必要があることと、定員があるため、誰でもなれるというわけでもないのです。

15日間同じ席を割り当てられることがほとんどなので、相撲観戦をしていていつも同じ人がテレビに映るのは、維持員席ならでは。特に向正面の方は目立ちます。

 

維持員たちは、かばんや上着を席に持ち込まずに観戦しているのも特徴。
たまり席の下に収納がありますが、入れている人も少ないです。

それは維持員専用ラウンジのスタッフに言えば、荷物を預けられるから。

 

維持員専用ラウンジは、国技館2階にあります。ちょうどガチャガチャがある近くで、あまり人が行くことはないかもしれません。

国技館は築40年ほどですが、ラウンジは最近新しくしているのでまるでホテルのようです。

維持員になると、このラウンジを通ってから観戦することができます。

維持員専用ラウンジのサービス

ラウンジ

ラウンジ

ラウンジの入り口はこんな感じです。

ホテルのようなきれいさで、ここに受付の方がいます。
中に人がいたので、撮影はしませんでしたが、イスやソファがあり、リラックスしながら待機できます。

ラウンジ内は飲食ができて、わたくしが父(維持員)と一緒に行ったときは、ドリンクやフードが食べ放題でした。

食べ放題と言っても、レストランのような感じではなく、あくまで軽食です。ドリンクはお酒も出ます。

ここでの軽食やドリンクを維持員席に持ち込むことはできません。

維持員専用ラウンジはどんな人がいるの?

どんな人がいるの? 芸能人? とよく聞かれるのですが、わたくし、芸能人や著名人に疎いため、なんとも言えません。

維持員にはいくつか種類があり、個人で維持員になっている人は15日間ほぼ毎日観戦するため、自然と顔なじみになることもあります。

ラウンジに行くと、「この方、今日もいらしているのだな」と思うことも。

 

団体で維持員席の権利を持っている場合は、団体の中で「この日はAさんが観戦、次の日はBさんが観戦」と入れ替わるので、見かけない人もたくさんいます。
おそらく、誰が見ても名前がわかるような著名な方は維持員専用ラウンジを通ってから、お座席まで向かっていると思われます。

まとめ

維持員専用ラウンジについて紹介しました。

ラウンジは2階(正面側)にあり、中ではフード・ドリンクが飲み放題です。
(少なくともわたくしが行った時期では)
荷物を預けることもできるので、身軽で観戦ができます。

お茶屋さんを通じて大相撲のチケットを買う方法

相撲のチケットをお茶屋さんで買うのは、敷居が高そう…と思うかもしれません。しかし、チケットの値段は一般と変わりません。古い習慣がいくつかあるから、なんとなく難しそうなイメージがありますが、意外と早く席を押さえることができるので、おすすめです。

今回は、お茶屋さんで相撲のチケットを買う方法を解説します。

お茶屋さんを通じてチケットを買う方法

お茶屋さんを通じてチケットを買う方法は次のとおりです。

  • オンラインショップで購入
  • 電話で購入
  • 場所中に購入
オンラインショップで購入

お茶屋さんでチケットを買う方法1つめは、オンラインです。

お茶屋さんのホームページで買うことができます。まだお茶屋さんでチケットを買ったことがない方でも、ホームページからなら買いやすいかと思います。

チケットのみの購入も可能です。

お茶屋さんのホームページ※

相撲案内所 

電話で購入

お茶屋さんでチケットを買う方法2つめは、電話です。

こちらはオンラインでの購入よりも、ややハードルが高くなります。
ある程度、お茶屋とのつながりがある方は、軒1軒のお茶屋に「〇日目のマス席でいいのありますか?」と電話で問い合わせてチケットを買うのです。

 

お茶屋の電話番号? と疑問に思いますよね。

お茶屋には代表電話があり、これは東京03から始まるものですが、国技館の20軒のお茶屋は常に国技館にいるわけではありません。本場所開催のみ、国技館の茶屋通りでのお仕事があり、場所期間以外は都内や千葉県などに拠点があります。(おそらく自宅)

過去にお茶屋を通じてチケットを買うと、お茶屋さん独自の電話番号(自宅の番号など)がわかるので、そこに電話をかけてチケットを買うことができます。

電話なら、一般販売よりもかなり早く買えます。
まだお茶屋さんに相撲協会からチケットが渡される前でも、ある程度の希望は聞いてくれるので、「予約」という形でチケットをおさえておいてくれるのです。

場所中に購入

お茶屋さんでチケットを買う方法3つめは、場所中に購入です。

 

1月場所国技館に行って、「5月場所のチケットも、押さえておいてくれますか」とお願いする方法です。これは、かなりお茶屋さんとのお付き合いがある人の買い方だと言えます。

15日間通しでチケットを購入する人、古くからのお付き合いで接待などに利用している人などがこの買い方をする傾向があります。

おそらくですが…、なじみがないお茶屋さんに1月場所中に「5月場所のチケットもおさえておいてもらえますか?」と聞いても、「いや、ちょっとまだ先のことなので…」とはぐらかされるかもしれません。

これはお茶屋さんによっても対応が違うかと思います。

 

15日間同じような席にいる人を見かけませんか。

テレビに映るのは維持員という一般客ではありませんが、維持員以外でも毎回同じ席の人も。「このマスを持っている」と表現する方もいて、何年も古くから同じ席を決まったお茶屋さんから買っているのです。これもお茶屋さんごとに若干の違いはあるかもしれませんが、ほとんどのお茶屋さんで親戚のような付き合いのあるお客さんがいて、こういうご縁の深い方が優先されます。

お茶屋さんに電話をするとは

さて、お茶屋さんの電話について記載しましたが、わかりにくかったと思います。

もう少しくわしく解説いたしますね。
お茶屋さんの正式名称は、「国技館サービス」。代表電話があり、この電話にかけるとおそらく国技館につながるかと思います。

しかし先述したように、国技館お茶屋は20軒。自営業のようなかたちで、本場所の15日間は国技館で仕事をし、それ以外はそれぞれのお茶屋の拠点で仕事をしています。

(主な収入は本場所でのお土産や飲食での売上です)

 

それぞれの拠点があるので、20軒のお茶屋さんは電話番号が異なります。
お茶屋さんごとに持っているチケットも別。

お茶屋さんの電話番号を複数知っている人は、
「〇日目の正面マス席ありますか?」とA茶屋に電話をして、ないと断られても、B茶屋に電話をして探すということを繰り返します。

 

しかし、まだお茶屋さんで購入したことがない方は電話番号をご存じないでしょう。まずチケットを買うことで、つながりを持つしかないと言えます。

ここに電話番号を書きたいのもやまやまですが、わたくしがブログを書いていることが知られたら、おそらく雷が落ちるので…すみません。
可能な限り、Twitterなどでアドバイスはいたします。(わかる範囲で…偉そうにすみません。)

ご贔屓筋ではないと電話で買えない?

お茶屋さんに電話をすると、「以前、うちでチケットを買われた方ですか?」と聞かれることもあるかと思います。

おなじみさんだと、声と名前でわかることもあるようですが、お茶屋の女将さんが「誰かしら?」と思うことも…。

ここでくじけずに、「〇月場所で〇〇屋さんからチケットを買った〇〇です」と名乗ってください。なにか台帳などを管理しているはずです。

これで「うちは今チケットないのよ」と言われてしまう可能性も否定できません。やはりいつも飲食をたくさんしてくれる人に売りたいですか。15日通しで買う人、昔からのなじみのある人が優先されるかもしれません。

 

しかし、チケットがないと言われても諦めないでください。

他のお茶屋でもチケットを持っていることもあるので、別のお茶屋に電話をします。
他のお茶屋の電話番号がわからなければ、お茶屋のオンラインショップで残ったチケットが売られるのを待ちましょう

お茶屋のチケットは一般販売前に購入できる

さて、ここまでお茶屋のチケットの買い方を紹介しました。わたくしのTwitterでもお茶屋のことを投稿する機会が多いです。

その理由としては、お茶屋だと優先的にチケットが買えるから。

お茶屋だと一般販売前に電話での予約を受け付けてくれるのです。

 

流れとしては…

1)国技館で直接予約する
1月場所中に5月場所のチケットを買う、5月場所中に9月場所のチケットを買う…のように、4か月後のチケットが欲しいことを事前に伝えておく方法です。これはある程度お茶屋さんとの関係が築けている人の買い方と言えます。でも、さすがに早すぎですよね笑

 

2)電話で予約をする
この方法が多いかと思います。わたくしもこの方法がほとんどで、仲のいいお茶屋さんに「15日通しで、なるべく正面希望」と伝えています。

支払いはわたくしの場合は、請求書が送られてきてそこで支払っています。

祖父・父の代から相撲観戦をしていて、一部のお茶屋と付き合いがあるため、請求書払いになっているのかもしれません。

 

3)オンラインでチケットを買う
電話でチケットが買えなかった場合は、オンラインです。オンラインで買うと、どのお茶屋さんが保有しているチケットなのかはわかりません。

自宅にチケットが届き、その裏面を見ればお茶屋さんのマークがあるので、そのマークのお茶屋さんの管轄の席です。

オンラインも侮れません。場所前日にチケットが出ることもあります。一般のオンラインのように、すぐに売り切れてしまう感じではないので、人気の初日と千秋楽以外なら手に入れやすいはずです。

まとめ

お茶屋さんでチケットを買う方法を記載しました。

方法は次の3つです。

  • オンラインショップで購入
  • 電話で購入
  • 場所中に購入

はじめての方にはオンラインをおすすめします。

心づけは? 出物は? など疑問もあるでしょう。すでに長くなってしまったので、それはまた改めてにします。

新序出世披露とは…口上や白扇、開催日を解説

中日に観戦した方は、特別な儀式を見たかと思います。それは新序出世披露。相撲部でお世話になった監督や力士の保護者も見に来る、晴れの場です。

今回は、新序出世披露について解説します。

新序出世披露とは

新序出世披露(しんじょしゅっせひろう)とは、前相撲を終えた力士たちがこれから序の口に上がるお披露目の儀式です。中日(なかび)、つまり8日めに開催されます。

出世披露では化粧まわしを付けますが、入門したばかりの若い力士ちなので、個人ではまだ化粧まわしをまだ持っていません。
そのため、兄弟子や師匠から化粧まわしを借りて、出世披露にのぞみます。

 

ちなみに…稽古でのまわしや、場所で使用するまわし・締込は、素肌に直接つけます。化粧まわしは非常に高価なものなので、汚さないよう下に肌着(褌)をつけてから着用するのが特徴です。直接肌に触れないので、貸し借りもしやすそうですね。

新序出世披露の向上

おそらくネット検索すれば出てきます。あえて書く必要はないかな…と思いましたが、知りたい方のために。

 

これに控えおります 力士儀にござります。

ただ今までは 番付外に取らせおきましたるところ 当場所日々成績優秀につき 

本日より番付面に差し加えおきまする間 以後相変わらず ご贔屓お引き立てのほど ひとえに願い上げ たてまつります

 

この意味は、「ここにいる力士たちに番付外で相撲を取らせたら、とてもよい成績でした。これからは番付に掲載されるので、応援のほどよろしくお願いいたします」

という意味です。

呼出はなんと言っている?

また行司の隣には呼出がいます。呼出は「とざい、とぉざい」と言っているのですが、ちょっと聞き取りにくいですよね。これは「東西、東西」という意味。

番付外の力士が東西にいたことを意味していて、これは番付表にも書かれていますね。

 

番付表の「此外中前相撲東西ニ御座候」(このほかちゅうまえずもうとうざいにござそうろう)は「番付外の力士が東西にいますよ」という意味です。

なぜ東西なのか…は長くなるので今回は割愛させてください。

白扇を持つ行司は珍しい

新序出世披露では、行司が白扇を持ちながら向上を述べます。通常、行司は軍配を持つため、これは珍しいシーンです。

普段使わないので、白扇を持っていない行司も多く、このときのために呼出から借りることもあるのだとか。(呼出は呼び上げで白扇を使用します。これは土俵や力士を汚さないため)

 

口上での白扇は開きません。閉じたままなことも特徴です。すみません、相撲史など勉強をしておりますが、扇を閉じている理由については正確には、わたくしはわかっていません。おそらく、これから番付に載る立場だということが関係しているのではないでしょうか。番付に載って、取組をする場合は呼出が白扇を広げて呼び上げるため。

成績優秀とは

さて、向上には「成績優秀」とありました。これは昔の名残と言えます。
かつては、前相撲で一定の成績を残さないと序の口には上がれませんでした。序の口に上がれないまま廃業する力士もいたそうです。

しかし、現在は前相撲に出れば序の口に上がれるようになりました。そのため、表現は悪いですが、たとえ「成績優秀でなくても」序の口には上がれます。現在も、昔の口上を残しているのだと思われます。

新序出世披露のあとはあいさつまわり

晴れて新序出世披露が終われば、力士人生のスタート。相撲協会の部署をまわって「~~部屋の~~です」とあいさつをして、顔を覚えてもらいます。

ここから力士…! と言いたいところですが、厳密には「力士養成員」という立場で、厳しいですが、十両以上にならないと力士ではないのです。

わたくし個人的な意見を書くと長くなりますが、どんな番付の人でも努力をしていることは、ご理解ください。(みなさま、十分ご理解されていると思います)

 

まとめ

新序出世披露について解説しました。

出世披露は、前相撲を終えて序の口に上がる力士たちのお披露目の儀式。中日に開催され、化粧まわしをつけます。行司は白扇を持って口上を述べ、呼出が「東西、東西」と声を出します。

【大相撲】時間ごとの取組スケジュールを紹介

相撲が見たいけれど、何時に行ったらいいかわからない…大切な推し力士の取組を見逃したくない…。
時間ごとのだいたいの目安がわかれば、はじめて相撲を観に行く方も安心なのかな、と個人的に思います。

今回は、大相撲の時間ごとの細かな取組を解説します。

ただし、千秋楽は時間が異なります。千秋楽は改めて記事として紹介する予定です。

12:00 三段目70枚目から60枚目くらい

12時は三段目の取組中です。だいたい70枚目から60枚目の取組が行われます。

この時間は国技館地下の大広間が込み合いだす時間帯です。
客席がちらほら埋まりだします。

13:00 三段目の取組が終わるくらい

三段目の取組が終わるくらいか、幕下の取組が始まる時間です。

14:00 幕下上位取組中

幕下上位の取組が行われています。
十両土俵入りがもうすぐなので、この時間には来場している客も多くなってきます。

14:15 十両土俵入り

十両土俵入りの時間帯で、奇数日と偶数日でどちら側の力士が土俵入りするか異なります。奇数日は東側から、偶数日は西側です。

15:00 十両(中ほどの番付)と取組中

十両の中ほどの番付の取組時間です。

15:40 幕内・横綱土俵入り・顔触れ言上

幕内・横綱土俵入りの時間で、こちらも十両と同じで日によって東西どちらから入場するか異なります。

顔触れ言上は、時間の都合で省略される場合もあります。

16:00 中入り・大入袋販売開始・幕が下がる

中入りの時間(休憩時間)で、トイレがとても混雑するのでご注意ください。
比較的2階のトイレは空いているかと思います。
満員御礼の場合は、大入り袋が販売され、満員御礼の幕が下がります。

 

空席が目立つのに満員御礼になる理由は、こちらの記事で紹介しているので、ご興味あれば…。
満員御礼なのに空席があるのはなぜ?完売してからチケットが買える仕組みとは 

17:00 前頭の取組中

前頭の取組中(だいたい11枚目から7枚目くらい)で、まだ三役の取組は始まっていません。

18:00 弓取式・櫓太鼓

弓取式がおこなわれます。千秋楽以外は櫓太鼓があります。

注意点

取組は基本的に下位の番付から開始されます。
(序の口、序二段、三段目、幕下、十両、幕内)
制限時間は、番付によって異なるのでご注意ください。
(幕内4分、十両3分、幕下以下2分)特に十両は人数が少ないので、あっという間に終わるように感じます。

番付が近い力士と対戦することが多いですが、星を重ねることで星の数が近い力士同士が対戦するようになってきます。
前頭13枚目と前頭筆頭が対戦する可能性もあるので、あくまで目安としてお考えください。

まとめ

大相撲の時間ごとのスケジュールを解説しました。

  • 12:00 三段目70~60枚目くらい
  • 13:00 三段目が終わるくらい
  • 14:00 幕下上位取組中
  • 14:15 十両土俵入り
  • 15:00 十両(番付は中ほど)取組中
  • 15:40 幕内・横綱土俵入り・顔触れ言上(ない場合もあり)
  • 16:00 中入り(トイレが込む)
  • 17:00  前頭11~8枚目くらい

土俵祭の流れをざっくりと解説

本場所の前日には土俵祭が開催されます。参列する際は、ある程度流れを把握していると、理解も深まります。

今回は、土俵祭の大まかな流れを解説します。

土俵祭の流れ

まず流れを紹介します。

  • 祝詞奏上
  • 清祓い
  • 立行司による祝詞奏上
  • 四隅に幣串を立てて献酒
  • 方屋開口
  • 鎮め物
  • 徳俵に献酒
  • 太鼓祝い

これだけではわかりにくいですよね…。私は勉強中の身で、あまりくわしくは自分でも理解していませんが、わかることを可能な限り解説いたします。

祝詞奏上

まず、幕内格の脇行司(祭主ではない)が土俵に上がり、祝詞をとなえます。「のりとそうじょう」と読みます。

清祓い

幕内格の脇行司が葉っぱ(榊)を持って、土俵上の祭壇や参列者を祓い清めます。この祭壇には、幣串(へいぐし)が立てられているのが特徴。祭壇の正面に3本、左右(東西)に2本ずつ立てられています。

 

【幣串とは…】

神をかたどったもの。天神七代(神話に登場する天地開闢の神)。地神五代(天照大神天忍穂耳尊瓊瓊杵尊 ・ 火折尊 ・ 鸕鶿草葺不合尊 )をあらわしている。

立行司による祝詞奏上

ここから祭主である立行司が登場します。土俵に塩をまいて祝詞をとなえます。

献酒

脇行司が幣串を土俵の四隅に立てて、御神酒をかけます。これがお清めの儀式です。その後、祭壇を土俵からさげます。

方屋開口

「かたやかいごう」と読みます。祭主が軍配を手にして、方屋開口の故実言上(こじつごんじょう)をとなえます。

土俵の成り立ちを古い言葉で言い表したものです。

鎮め物

奉書紙の中の鎮め物を土俵に開けた穴に入れ、御神酒をかけて土を清めながら埋めます。ここが一番の見どころかと、個人的に持っています。ぜひ注目なさってください。

【鎮め物とは…】

かやの実、勝ち栗、お米、昆布、するめ、塩のこと。

徳俵に献酒

土俵には4か所、外側にズレた俵があり、これを徳俵と呼びます。ここを御神酒をかけて清めます。そして、参列者にも御神酒をふるまい、清めます。

太鼓祝い

行司による儀式が終わると、呼出の出番。呼出が太鼓を肩にかついで、土俵を3周します。太鼓は2基です。このまま、街に出て行き、相撲部屋やご贔屓筋の家に触れ太鼓を慣らすのです。

このときの呼出は羽織半纏で、股引を着用(たっつけ袴ではない)。粋な姿なので、興味があれば観に行ってみてください。かっこいいですよ。

太鼓を叩くだけではなく、初日の顔ぶれも紹介します。

 

【関連ページ】
土俵祭で行司(祭祀)が読み上げるセリフ(祝詞)を解説

大相撲『土俵祭』とは|開催日や観覧するときの注意点を解説

まとめ

土俵祭の流れを解説しました。
(あまり興味がないかと思いますが…)

流れは次のとおり。

  • 祝詞奏上
  • 清祓い
  • 立行司による祝詞奏上
  • 四隅に幣串を立てて献酒
  • 方屋開口
  • 鎮め物
  • 徳俵に献酒
  • 太鼓祝い

参列される際は、ある程度流れがわかっていると、理解が深まるかと思います。

 

相撲観戦ベテランさんへのお願い

相撲ファン同士が交流する機会もあります。交流の場ではなくても、同じ空間になることも。人によっては、不慣れな方を見て気になることもあるようです。

 

わたくしは偉そうによそさまにお願いなんて言える立場ではありませんが、

みんなが相撲を楽しめるよう、ベテランさんにお願いを書かせていただきました。

ベテランさんにばかりお願いをするわけにもいきません。別記事で、はじめてさん向けのお願いもまとめています。
お願いばかりして申し訳ありません。

ベテランさんへのお願いがあります

相撲観戦ベテランさんにお願いがあります。
誰にでも「初めて」があることを念頭に置いていただけると、ありがたいです。

  • 初めて相撲を観戦する人
  • 初めてマス席に座る人
  • 初めてお茶屋を通じて切符を買った人
  • 初めて千秋楽パーティーに参加する人
  • 初めて稽古見学をする人

など。

みなさんにも初めての日があったはずです。
初めての方って、みんな緊張しています。ベテランのみなさんもそうでしたよね。
「マナー間違っていないかな?」、「失礼があったらどうしよう?」、「これでいいのかな?」などいろいろな気持ちがあるのです。
そして、勇気を出して、初めての日にのぞんでいます。

まずはその素晴らしい勇気をたたえてあげてほしいです。

 

そして、もしも、初めての方がなにか間違っていることがあれば、できる範囲で教えてあげてください。

無理に注意をする必要はありませんが、知らないままなのももったいないかなと…。

できたら、初めての方には、温かい目で見てほしいです。
だって、初心者さんもベテランさんも行きつくところは同じ。
相撲を観に行くということですもの。みんな仲間なのです。

書籍の内容が間違っていることも!?

初めての方は、「もしも失礼があったらどうしよう」、「相撲観戦ってどんな感じなのかな?」という気持ちがあるので、相撲の書籍を事前に読んだ上で本番にのぞんでいる方もいらっしゃるかと思います。

事前勉強をするなんて、素晴らしいことですよね。

しかし、相撲の書籍っていろいろな人が書いていて、書籍の著者によって見解が違うことも多いです。

 

たとえば、書籍Aでは「本場所ではサインを求めないでください」と書いてあり、書籍Bでは「取組後ならサインはもらいやすいですよ」と書いてあることも。

このような見解の違いはあります。

また、相撲にくわしくない方が書いたであろう書籍も残念ながら存在します
たとえば、「推し力士を応援歌で応援しましょう」、「呼出が席まで案内してくれます」と記された書籍も見たことがあります…。
応援歌をうたったら、おそらく問題視されます。コールですら、ネット記事になるほどです。

座席に案内してくれるのは、相撲茶屋の出方であって、呼出ではありません。袴姿なので、間違えている著者もいるようです…。

 

初心者の方は、なにが正しいのかわからないので、本の内容は鵜呑みにしてしまうでしょう。

つまり、初心者の方で「あれ?」と思う行動をしている人の中には、本で書かれたとおりにしている可能性だってあるのです。

 

もしも間違った知識を得ていると思ったら、可能であればやさしく教えてあげてほしいです。

最初から完璧な人はいません。どうか温かい目で見守りましょう

相撲好きが増えることは喜ばしいことですから、ベテランさんも初心者さんも仲良くできるとよいですね。みんなでフォローできたらよいなと、わたくしは思います。

偉そうなことを言って申し訳ありません。
相撲はとてもシンプルな競技なので、幅広い方が楽しめたらいいなと願います。最近は、相撲部屋のYouTubeチャンネルが人気で若い方も多くなりました。そんな方たちが気持ちよく楽しめるような雰囲気づくりもしたいですよね。

相撲観戦はじめてさんにお願い - 「1分でわかる大相撲」公式ブログ

相撲観戦はじめてさんにお願い

ベテランさんにお願いをするだけでなく、はじめてさんにもお願いがあります。毎回偉そうに…すみません。

相撲観戦はじめてさんにお願い

いくつか、はじめてさんにお願いがあります。

わからないことは聞いてみましょう

はじめての観戦、緊張しているかと思います。これはどうしたらいいのかな? とわからないこともあるでしょう。

そんなときは、勇気を出して聞いてみてください

わたくしのTwitterに聞いてくだされば、わかる範囲でお答えします。
(あまりお力になれる自信はありませんが)

聞ける相手がいない場合は、相撲観戦に関する本を1冊読んでおくと安心です。

勇気を出して!初回なくして始まらない

古見学、千秋楽パーティー、餅つき大会など、気になるイベントがありますよね。
でも、「はじめてだし、失礼があったらどうしよう」、「マナーがよくわからない」と感じる方もいるでしょう。

みなさん最初はそうです。その初回を乗り越えて、2回めがあるのです。

だから、勇気を出してください。

 

不安な方は、事前に下調べをするとよいかと思います。

観戦ベテランさんや後援会に長く入っている方などに聞いてみましょう。当ブログは役に立たないかもしれませんが、相撲好きさんのブログやSNSには情報がたくさんあるので、調べてある程度知識を得ると、自信もつきますよ。

観戦マナーは最低限身に着けておく

観戦マナーは最低限身に着けておくことをおすすめします。

  • 行司軍配がかえったら静かにする(声援を送らない)
  • 通路で立ち止まって花道の力士を見ない
  • 力士を触らない
  • 可能な限り取組中に席を立たない
  • タオルや横断幕はひとり分のサイズにする

上記は、一般的なマナーとされています。

あとは、入り待ち・出待ちでサインを求めない、と考えている方もいます。

 

入り待ちや出待ちで、力士の四股名がわからず「あれ誰?」と大きな声で言ってしまうことを嫌がるファンもいます。

興奮していると声が大きくなってしまうので、力士本人に聞こえそうなボリュームで「誰?わからない!」と言う方もたしかにいます。

力士は慣れっこだと思いますが、嫌がる方もいるようなので、四股名がわからない人がいたら、ちょっと小声で「あの方、四股名なんだっけ?」とお友だちに話してください。

ちなみに、だいたいお節介さんがいます笑

「あれは〇〇関ですよ」と教えてくれる人も結構いるので、思いがけない交流も楽しめるかと思います。

 

長々書きました。根性論も多くなりすみません。
初めてで怖いことなんてありませんよ。
わたくしは子どもの頃に祖父と父に連れられて相撲観戦をしたので、はじめての日のことは覚えていません。幼かったので、失礼なふるまいもあったと思います。周囲のおとなたちがやさしく見守ってくれたのだろうなと想像します。(覚えていないけれど)

ちょっと緊張するかもしれませんが、勇気を出して観戦してみましょう。

千秋楽パーティー、稽古見学も大丈夫ですよ。

保険として「はじめてです、よろしくお願いします」と伝えておくのもよいですよ。

 

楽しんでくださいね。

みなさまの初観戦記念日が素晴らしい日になることを祈っています。

相撲観戦ベテランさんへのお願い - 「1分でわかる大相撲」公式ブログ