「1分でわかる大相撲」公式ブログ

お相撲初心者の方が楽しめるブログを目指して

大相撲『土俵祭』とは|開催日や観覧するときの注意点を解説

相撲と神道は密接にかかわっています。相撲は神事とされ、力士の小さな所作にも五穀豊穣など意味があるのです。

さて今回は、土俵祭について解説します。

こちらも神道に基づく儀式ですが、いつ開催されるのか、一般客も参加が可能なのかまとめました。

 

 

土俵祭とは

土俵祭 日本相撲協会より

土俵祭とは、土俵を清めるための祭りです。
祭りと言っても、神社のお祭りとは異なります。大盛り上がりするようなお祭りではなく、土俵を清めるための祭りなので、厳粛な場です。

土俵祭りに参加する人とは

土俵祭りには、日本相撲協会の理事長や審判部長などの役員と一部の力士(三役以上)が参列します。

立行司と脇行司の3人が神官装束を着用して進行し、土俵を清める儀式です。

このとき、行司は祝詞を口にし、御神酒を捧げます。

この様子はまるで神職そのもの。行司の仕事の幅広さがよくわかる行事です。

縁起物

画像は、土俵祭でささげられる縁起物です。土俵祭に参加しても、近くで見ることはできません。

塩・洗米・勝栗・かやの実・昆布・するめをあらかじめ開けられた土俵の穴に鎮めます。「天地長久、風雨順次、五穀成就」を祈願すると同時に、相撲の神さま・勝利の神さまである野見宿禰の加護を得る儀式です。

土俵祭はいつ開催される?

土俵祭は、本場所初日の前日に開催されます。

日本相撲協会YouTubeチャンネルでライブ配信がされるので、興味のある方は見てみてください。

日本相撲協会公式チャンネル

土俵祭は一般客の見学もOK

土俵祭は、一般の方の見学もOKです。

日本相撲協会のホームページで案内があるので、興味がある方は参加してみませんか。

土俵祭りの参加は無料です。

時間は場所によって異なりますが、基本的に9時半から。所要時間は約30分です。

土俵祭を見学するときの注意点

土俵祭を見学するときの注意点を解説します。

  • 早めに到着をする
  • 席の移動はしない
  • おしゃべりをしない
  • 撮影は自分の席から
  • 力士の入り待ち・出待ちをしない
早めに到着をする

注意点1つめは、早めに到着することです。

一般観覧の場合は、先着順なので遅く到着すると会場に入れないことがあります。厳粛な場なので、途中入場も不可です。ご注意ください。

席の移動はしない

注意点2つめは、席の移動はしないことです。
チケット制ではないので、先着順の自由席ですが、一度着席したら移動はしないようにしましょう。

「あっちの席のほうが見やすそう」と移動したい気持ちもわかりますが、土俵祭が始まってからチラチラと人が動いているのは、よくありません。

厳粛な場であることを忘れないようにしましょう。

おしゃべりをしない

注意点3つめは、おしゃべりをしないことです。

名前から「お祭り」のように感じますが、神道に基づく祭事なので私語は厳禁。静かに参加してください。

撮影は自分の席から

注意点4つめは、撮影は自分の席からすることです。

土俵祭は撮影可ですが、通路など自分の席ではない場所に移動して撮影するのは避けてください。

力士の入り待ち・出待ちをしない

注意点5つめは、力士の入り待ち・出待ちをしないことです。

通常は三役以上の力士が参加しますが、土俵祭は巡業でも本場所でもありません。入り待ち・出待ちをしないようにしましょう。

まとめ

土俵祭を解説しました。

土俵祭は土俵を清めるための儀式で、行司が神官装束を着て進行します。
本場所初日の前日に開催され、一般客の参加も可能ですが、次の注意点があります。

  • 早めに到着をする
  • 席の移動はしない
  • おしゃべりをしない
  • 撮影は自分の席から
  • 力士の入り待ち・出待ちをしない

参加無料なので興味ある方はぜひ。