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【お相撲初心者向け】両国国技館の座席の選び方と土俵の見え方


ネットフリックスのドラマ『サンクチュアリ聖域』を観てから、お相撲に興味を持った方もいるでしょう。いざ、お相撲を見てみたい! と思っても、国技館の座席ってどう選べばいいの? チケット高くない? と思ったりも…。

そこで今回は、両国国技館の座席の選び方と土俵の見え方を紹介します。

両国国技館とは

国技館は、両国駅の目の前にあります。駅から徒歩1分ほどと好立地です。
国技館というと、日本の国技である相撲を想像するでしょう。しかし、相撲以外にも、コンサートもおこなわれています。有名な『24時間テレビ』も国技館がメインですね。

【お相撲】国技館の座席

国技館の座席は、主に次のようになっています。

  • タマリ席
  • マス席
  • イス席
タマリ席

タマリ席は、土俵から一番近い席で、「砂かぶり席」とも呼ばれます。取組中に砂が飛んでくるだけでなく、力士が落下してくる危険性がある席のため、16歳以上が対象です。またお体の不自由な方、妊婦さんなどもおすすめはしません。

砂かぶりとは言われていますが、塩が飛んでくることも…!
迫力満点ですが、飲食禁止・携帯使用禁止がデメリット。

メリット:力士との距離が近い
デメリット:落下力士との接触リスク、飲食・携帯禁止

タマリ席からのビュー
マス席

マス席は、マスと呼ばれる囲みの中にある席で、1~4人グループで囲みの中に座ります。イスではないため、正座やあぐら、体育座りなどで観戦するため、お尻が痛くなることも…。

また、国技館の設計は昭和にされていて、当時の人と現代の人とは体のサイズも変わっています。マス席に4人で座ると、かなり窮屈になるため、4人マス(4人用のマス)であれば、3人で着席するのがおすすめ。

メリット:イス席よりも近い、飲食ができる
デメリット:狭い

マス席
マス席からのビュー

上の土俵入りはマス席から観ています。マス席は段差になっているので、遮るものなく見ることができます。

イス席

国技館の場合は、イス席はすべて2階です。イス席は比較的ゆったりしていて、土俵を上から見下ろす形で一望でき、取組の全体像がよくわかります。
国技館の土俵にはマイクが設置されているので、行事さんの「ノコッタ」や立ち合いで力士がぶつかる音もしっかりと聞こえます。
タマリ席・マス席と比較して、イス席は安いため、相撲観戦初心者におすすめ。

メリット:ひとり分のスペースが確保できる、お尻が痛くなりにくい、飲食ができる、トイレが近い、チケットが安い
デメリット:土俵から遠い

イス席からのビュー

上の画像は、国技館イスS席から見た土俵です。

相撲のチケットの選び方

まず観戦に行く日を決めましょう。
チケットは平日と土日で値段が違い、平日のほうが安いです。

はじめての相撲観戦をする初心者

はじめて相撲を観戦する初心者には、イス席がおすすめです。
イス席の後ろの方だと、かなり土俵が遠く見えづらいため、オペラグラスなどを持参したほうがよいでしょう。イス席後方は見えにくい分、チケット代も安いです。
しかし、「あまり見えなかった」、「これならテレビで観戦したほうがいい」と感じることも。
そこでおすすめなのが、イスSやイスAの前のほうの席!
イスS1列めなら、遮るものなく土俵を見渡すことができておすすめです。

推し力士(ご贔屓)がいる方

推し力士がいる方には、マス席がおすすめです。
マス席は1階にあり、力士や土俵との距離も近く、声援もよく届きます。応援して声を届けたい方、応援タオルを掲げて、少しでも推し力士にパワーを送りたい方は、土俵から近いマス席がよいでしょう。

友だちと観戦したい方

仲のいい友だちと一緒に相撲を見に行きたい方には、マス席がおすすめです。
マス席は囲みになっていて、そこに直接座ります。座布団はないので、お尻はちょっと痛くなるかもしれませんが、みんなでワイワイと盛り上がりやすいです。

子連れで楽しみたい方

子連れで観戦予定の方には、マス席をおすすめします。マス席でのんびり過ごすファミリーは多いです。イスだと座るだけですが、マス席なら、あぐら・正座・体育座りなどと体勢を変えられるので、飽きっぽい子どもにおすすめ。

土俵の目の前は座れるの?

大相撲をテレビ観戦していると、土俵のすぐ目の前に座っている方たちがいますよね。審判員をする親方のすぐ隣で、土俵を間近に見ることができる席です。ここに座って、至近距離で相撲を楽しみたいと思う方もいるでしょう。しかし、ここは一般の方は座ることはできません。

この席を『維持員席』と呼びます。

維持員席

ときどきテレビ観戦していると、有名人も映ることがありますね。実際に維持員なのかは不明ですが、この席は原則として維持員にのみ販売されていて、維持員以外は購入できません。

至近距離で楽しみたい場合は、タマリ席を購入しましょう。
何列めのチケットが買えるかは、チケットを手にするまでわかりません。

まとめ

相撲初心者向けに、国技館の座席の選び方を解説しました。

座席は、タマリ席・マス席・イス席があり、タマリ席のみ飲食不可・携帯使用不可です。
それ以外の席では、飲食も携帯使用も自由なので、力士の撮影など楽しみましょう。

どの席からも土俵は見えますが、2階のイス席後方(B席より後ろ)になると、かなり遠くなります。国技館の場合は、2階席はかなり傾斜になっているので、前の人の頭を気にせず見れますが、オペラグラスは必須。
はじめての相撲観戦という方は、イス席からデビューがおすすめです。

相撲を楽しんでくださいね!