巡業や相撲のイベントで推し力士からサインをもらいたい! という方もたくさんいるでしょう。
どうやってサインをもらえばいいのか、気になる方向けに
今回は、力士への色紙の渡し方のマナーや注意点を解説します。
色紙の裏表についてもまとめたので、参考にしてください。
力士へ色紙を渡すときのマナー・注意点を解説
力士へ色紙を渡すときのマナー・注意点を解説します。
- 場所入りは避ける
- どうしてもサインが欲しいなら出待ちにする
- 黒のペンを嫌う力士がいる
- ペンのキャップを外して渡す(ノック式ならなおよし)
- なるべく色紙を渡す
- 力士の体を勝手に触らない
- 両手で渡す
場所入りは避ける
サインを求めるときの注意点・マナー1つめは、場所入りは避けることです。
これから取組に向かう入りの段階で、力士は非常に集中していて、サインどころではありません。
サインを求めても対応してもらえないので、避けたほうがよいでしょう。
どうしてもサインが欲しいなら出待ちにする
サインを求めるときの注意点・マナー2つめは、どうしてもサインが欲しい場合は出待ちにすることです。
基本的に本場所中のサインは求めないことをおすすめしますが、どうしても欲しい場合は取組後がよいでしょう。
しかし、負けたあとにサインを求められても対応しにくい力士もいます。勝ち力士にのみお願いするなど配慮することをおすすめします。
黒のペンを嫌う力士がいる
サインを求めるときの注意点・マナー3つめは、黒ペンを嫌う力士がいることです。
一般的にサインは黒ペンでしますが、力士によってはゲン担ぎのために、黒ペンを避ける人もいます。これは黒星を連想させるから。
黒以外のペンなら対応してもらえることもあるので、ペンは複数の色を持って行くとよいでしょう。
ペンのキャップを外して渡す
サインを求めるときの注意点・マナー4つめは、ペンのキャップを外して渡すことです。
力士は指が太く、ペンのキャップが小さいと苦戦することも…。
またキャップが下に落ちたときに、膝を痛めている力士は拾いにくいため、事前にキャップを外して、すぐにサインを書ける状態で渡すと、力士の負担を軽減できます。
サインを求める人が後ろに並んでいることもあるので、スムーズになるよう配慮をするとよいでしょう。
個人的には、ノック式のサインペンが最適だと思います。ペンを落とす必要もなく、万が一肌や化粧まわしにインクがつく危険性もないからです。
ノック式サインペンがある方はそちらにしましょう。
なるべく色紙を渡す
サインを求めるときの注意点・マナー5つめは、可能な限り色紙を渡すことです。
ないとは思いますが、レシートの裏のような紙はとても失礼です…。
サイン帳もOKですが、他の力士のサインが書かれた紙に一緒にサインすることを嫌がる人もいるので、可能であれば色紙にしましょう。
力士の体を勝手に触らない
サインを求めるときの注意点・マナー6つめは、力士の体を勝手に触らないことです。
「お疲れさま」という気持ちを込めて、ポンポンと触りたいお気持ちもわかりますが、こちらもマナー違反となります…。
力士によっては怪我をしている、体を痛めていることもあります。力士の体は商売道具の1つ。勝手に触るのはやめましょう。
両手で渡す
サインを求めるときの注意点・マナー7つめは、色紙は両手で渡すことです。
色紙に限らず、物を渡すときは両手をおすすめします。
サインをお願いする立場なので、相手に敬意を払い、失礼のないようにしましょう。
ていねいにしてもらえれば、力士も嬉しいはずです。
色紙の裏表とは
色紙には、白い面とキラキラとした黄色い面があります。
一般的に色紙は白い面にサインをしてもらうのですが、もともとはキラキラとした黄色い面が表です。
謙遜の意味で、あえて裏であった白い面にサインを書くようになったのです。
そこから、今では常識として白い面にサインを書くようになりました。
本来の表はキラキラした面なので、キラキラした面を上にしてサインを求めるのがマナーだという考えもあります。
個人的には「どちらを表にしてもよい」と考えています。
たしかに、もともとはキラキラした面が表で作られた色紙。
しかし、ここまで白い面にサインを書くことが広まっているので、白い面を上にして色紙を渡してもマナー違反とはならないでしょう。
むしろ白い面を上にしてもらったほうが、サインする側も楽です。
白い面が上でも、キラキラした面が上でも、どちらでもマナー違反とはならないと言えます。
むしろ、サインをお願いするときに「お願いします」と言わない、サインをもらってお礼を言わないことのほうが、マナー違反。
力士が気持ちよくサインができるように、
「サインをお願いします」、「ありがとうございます」は忘れないでくださいね。
まとめ
力士にサインを求めるときのマナーや注意点をまとめました。
注意点は次のとおり。
- 場所入りは避ける
- どうしてもサインが欲しいなら出待ちにする
- 黒のペンを嫌う力士がいる
- ペンは外して渡す
- なるべく色紙を渡す
- 力士の体を勝手に触らない
- 両手で渡す
色紙の表はもともとはキラキラとした色のついた面です。
どちらを上にするのがマナーかは判断が分かれますが、どちらが上でもマナー違反とされることはないでしょう。
白い面が上のほうがサインはしやすいので、力士に両手で渡して、「お願いします」「ありがとうござました」のあいさつを忘れないでください。